西田敏行、頚椎亜脱臼の影響で席立てず

 第39回日本アカデミー賞授賞式が4日、都内で開かれた。司会を務めた俳優・西田敏行(68)は、2月に自宅ベッドから転落して頚椎を亜脱臼した影響で、両手足にマヒが残っており、この日も一度も席を立つことがなかった。

 西田は入場時もレッドカーペットを歩くことなく、開始当初から司会席に着席した状態。手には杖が握られていた。受賞者のインタビューをする際も、西田が動けないため、もう1人の司会である女優・宮沢りえ(42)が左側に動き、2人の間に受賞者を挟んでインタビューを行った。

 優秀主演女優賞を受賞した樹木希林(73)には「私、感心したの。ベッドから落ちるって、私の歳になったらもう、朝まで動かないの。体が丈夫なんですよ。もう、西田ゾンビですよ」と突っ込まれ、「大胆な寝返りを打ってしまいました…」と苦笑い。

 同じく優秀主演女優賞を受賞し、左手首骨折のためギプス姿で登場した吉永小百合(70)には「西やんが痛んでらっしゃるので、私も一緒に、痛みを分かち合おうと思って…。滑って転んで手首を骨折してしまいまして、ごめんなさい」とジョークを飛ばされ、「運命を感じますね」と笑顔で応じていた。

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