手術の渡辺謙、愛妻の“直感”に感謝

 早期の胃がんで手術を受けて療養していた俳優・渡辺謙(56)が5日、米・ニューヨークでのブロードウェイミュージカル「王様と私」に17日から出演し仕事復帰するのを前に、渡米する千葉・成田空港で会見した。

 デニムのジャケットというラフなスタイルで、50人の報道陣に姿を見せると、「おはようございます」と元気そうな第一声。「科学、医学の進歩はすごい。痛みも症状もなく、4日間の入院ですみました」と経過を報告した。一時的に3キロ落ちた体重もほぼ元に戻り、今後は半年に1回のペースで検査を受けるという。

 妻で女優の南果歩(52)の勧めで受けた人間ドックが、がんの早期発見につながった。正月明けに長女で女優の杏(29)が自宅に遊びに来た際、人間ドックの話題となり、「カミさんに『行け!!』と言われた」という。「目に見えないソワソワしたものがあったのでしょう。そういうところに救われたと感じてるので、うれしいし、背中に背負っていきたい」と愛妻の“直感”に感謝した。

 1998年に急性骨髄性白血病を発症するも、克服した過去があるだけに、「(以前に)大きな病気をして、人は死ぬんだと思った。もう1回、再認識する機会に恵まれたのでしっかり受けとめたい」と神妙な表情で命の重みをかみしめた。「いろいろご心配おかけしましたが、また新しい仕事、役に向かって、前に進めることになりました」と力強い言葉を残し、機上の人となった。

 渡辺は2月上旬に内視鏡による手術を受け、同9日に公表。当初は3月1日から「王様と私」に出演予定だったが、約半月遅れで初日を迎える。

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