復帰の内藤やす子 作品が上位独占
脳出血から復帰した歌手の内藤やす子(65)が5日、音楽配信、販売サイトでのランキングで上位を独占する異例の状況になっている。4日に出演したTBS系「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」で、10年ぶりに歌声を披露したことを受けて、自身の作品がランキング上位に並んでいる。
番組では2006年にディナーショーの最中に脳出血で倒れて以降、失語症や半身マヒなどの後遺症との闘いを伝えるとともに、復帰に向けたリハビリやボイストレーニングに取り組む姿に密着。さらに脳出血で倒れて以来初めて、自身のヒット曲「弟よ」などを歌い上げた。
2月26日には、都内で会見し、番組での歌唱について、「真剣に歌ってるのに、すごいヘタッピになってました」と振り返り、「100人が入るか入らないような所でやりたいですね」と、ライブにも意欲を見せていた。
iTunesの歌謡曲ダウンロードランキングでは、再レコーディングした内藤やす子ヒットメドレー2016(弟よ~想い出ぼろぼろ~六本木ララバイ)が1位に登場。
レコチョクの歌謡曲/演歌デイリーランキングでは「六本木ララバイ」、「想い出ぼろぼろ」、「弟よ」でトップ3を独占。
アマゾンでは歌謡曲売れ筋ランキングで、アルバム「ゴールデン☆ベスト」がトップにベスト10内に計4作品がランクインしている。
金スマの出演が大きな波となった内藤は、今夏には12年ぶりの新曲発売も予定。奇跡の復活を遂げたベテランシンガーが、再びあのハスキーボイスでファンを魅了することになりそうだ。