ピン芸人Ｎｏ・１を決める「Ｒ－１ぐらんぷり　２０１６」の決勝が６日、東京・台場のフジテレビで行われ、ハリウッドザコシショウ（４２）が優勝した。史上最多３７８６人がエントリーした大激戦。３人で２１ポイントを奪い合うファイナルステージで、１６ポイントを獲得。審査員票では１５ポイント中１３ポイントと、圧倒的な強さで制したハリウッドザコシショウは「マジすか！？」と喜びを爆発させた。

　ハリウッドザコシショウは９２年にＮＳＣ（吉本総合芸能学院）大阪に１１期生として入学。同期には陣内智則、中川家、ケンドーコバヤシら、早々とスターになった面々がそろう。ザコシショウは０５年からＲ－１に挑戦し続け、過去には３回戦が最高だったが、一気に頂点にたどり着いた。

　決勝は１２人によって争われた。敗者復活ステージ３位のサンシャイン池崎を加えたＡブロックは、小島よしおが２１ポイント中１１ポイントを獲得して勝ち抜け。敗者２位のルシファー吉岡を加えたＢブロックはハリウッドザコシショウが１５ポイントを獲得し圧勝。１位のマツモトクラブを加えたＣブロックはゆりやんレトリィバァが８ポイントを獲得。接戦を制してファイナルステージに進出した。

　Ｒ－１は０２年にスタートし、今年が１４回目。ファイナルステージに進んだ海パンの小島、プロレス風黒パン一丁のザコシショウ、ぽっちゃり体型のゆりやんの３人に、司会の雨上がり決死隊・宮迫博之は「裸が多い。なんやこの決勝…」と濃すぎる面々にぼやく場面もあった。