「バカボン」ハジメちゃんが大反響
故・赤塚不二夫さんの傑作ギャグマンガ「天才バカボン」の初実写化として注目を集めた日本テレビ系スペシャルドラマ「天才バカボン~家族の絆」が11日夜、放送され、バカボンの弟・ハジメちゃんを演じた子役・早坂ひららちゃん(4つ)の演技と愛くるしさが反響を呼んでいる。タレントのダレノガレ明美もツイッターで「あんな長いセリフ」と天才ぶりに驚いた。
同ドラマでは、「くりぃむしちゅー」の上田晋也がバカボンのパパを、息子のバカボンを「おかずクラブ」のオカリナが、バカボンのママを女優・松下奈緒が演じた。ハジメちゃんを演じたのは実は女の子。ひららちゃんは約1000人の中から選ばれ、オーディション当時、3歳だった。
次男のハジメちゃんは、「一」と書いて「ハジメ」と読む。生まれた時から天才児で、計算や読み書きはもとより、歩くよりも先にタイムマシンを作れるようになったという設定。今回のドラマでは愛読書がピケティの「21世紀の資本」で、バカボンのパパに内容を質問され、こう説明する場面もあった。
「簡単に言うと、ピケティは資本主義社会において経済成長率は資本収益率にかなわないという新しい説を、世界各国の膨大なデータを使って説明した人なんだよ。ピケティの理論によると、お金持ちはどんどんお金持ちになって、そうでない人との格差が絶望的に開いていくということ。つまり大企業やお金持ちばかりがどんどん経済的に豊になっていくのです」
キラキラお目々と真っ赤なほっぺで長ゼリフを一気に言い終えたハジメちゃんに、お茶の間は「子役すげえ。なが~い台詞覚えてる。言い切ったと同時に思わず拍手しそうだ」とネット上でツイートされるなど、大反響。ダレノガレも「バカぼんに出ている子役の子頭いい(;゜0゜)あんな長いセリフ(;゜0゜)」と感心し、ツイートした。
ほかにもネット上では「ハジメちゃんやってた子役だれ?可愛すぎ」「早坂ひららちゃん 可愛すぎ」「長台詞でめっちゃ難しい内容なのにスラスラ言えてて可愛い」「子役セリフすげ~な!」と驚きの声が次々と上がっていた。
最近ではTOTOのCMに出演した寺田心が注目を集めたが、子役界にまた新星が現れたようだ。