蛭子能収 軽度認知障害から1年で改善
漫画家でタレントの蛭子能収(68)が14日、TBS系「私の何がイケないの?」に出演し、1年前に同番組で軽度認知障害と診断されてから改善に取り組み、医師から「格段に良くなった」との指摘を受け、胸をなで下ろした。
1年前、蛭子は昨日食べたものも思い出せず。家族の名前を聞かれても「何だったかな」と思い出せなかった。軽度認知障害とは、認知症予備軍のことと説明された。特徴として日付けや曜日、食べたものを忘れることや、買い物の時に小銭の計算がおっくうになり、お札で払うようになることをいう。日常生活に支障はないが、半分は4年後に認知症になるという。
蛭子が軽度認知障害になった原因として(1)長年続けた趣味「マージャン」をやめたことや、(2)高血圧であることがあげられた。
専門家のよる運動療法などを受け、症状がどう改善されたかをチェック。蛭子は視空間認識能力を見る「時計描写テスト」、短い文書を再現する「ウエクスラー記憶検査」などを受けた。ほぼ正解することができ、医師は「前回に比べると格段に良くなった」と蛭子の症状が良くなっていることを診断した。