GACKT、卒業式ライブへの思い

 ミュージシャンのGACKTが、自腹で10年間、卒業式サプライズライブを続けていることが話題になっているが、GACKTは16日、公式ブログを更新してそこに込める想いをつづった。

 この卒業式ライブは、8日放送の情報番組で取り上げられたこともあり、改めて注目された。

 その放送後、GACKTは会食で同席した人に「いやぁ~凄いですね」と感心され、「この言葉が心に引っかかった」という。

 GACKTは10年前、神戸のある高校生とのやり取りからこの卒業式ライブを始めた。

 そして、10年間にライブで出会った顔を思い出しながら「ボクらステージに上がる者は、多くの人達に対し何かしらの影響力を持つ」ことを再認識させられた。

 と同時に「残念なことにその影響力は、死ぬまで続くことはない」ことも分かっている。

 あえて「賞味期限」という言葉を持ち出して、GACKTは「その【期限切れ】が訪れるまでの間に、ボクらがやれることは、実際それほど多いわけではない」と、限られた時間を意識している。

 卒業式を対象としたのは「卒業式には【特別な瞬間】がいくつも存在している」ことがその理由。GACKTは「もしその【特別な瞬間】に大きな感動という形で彼らの背中を押すことが出来れば、きっとその中の誰かがいずれ10年後20年後に、また新たな若者達の背中を押せるような人物になってくれるんじゃないのか・・・」と思い描いている。

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