中村七之助、歌川国貞に描いてほしい
歌舞伎俳優の中村七之助(32)が18日、都内のBunkamuraザ・ミュージアムで、浮世絵展「俺たちの国芳 わたしの国貞」(19日~6月5日)の内覧会に登場した。米・ボストン美術館の貯蔵品である、幕末の浮世絵師・歌川国芳と歌川国貞の作品350枚を展示。伝統文化の継承者として、「日本の芸術が海外にあるのが悔しかったりもしますが、ボストンの方が日本を愛してくださり、異国の人の情熱も入っているので見るべきです」と本音を交えてアピールした。
兄弟弟子ながら作風は対照的とされる2人だが、「国貞の描く女性が繊細なタッチなので、女形ですし、国貞に描いてほしいです。『櫓(やぐら)のお七』を僕バージョンで」と時空を超えて、リクエストしていた。