ウーマン村本ラジオ終了 終了理由激白
人気お笑いコンビ、ウーマンラッシュアワーの村本大輔(35)がパーソナリティーのラジオ「ウーマンラッシュアワー村本大輔のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)が21日深夜(22日未明)に最終回を迎えた。昨年7月にスタートし、自身のトークのみを2時間展開する独自のスタイルで、9カ月間を駆け抜けた。最終回も村本流を貫き、番組やニッポン放送への思いを語った。
オープニングから「ぶっちゃけ言うと泣くには短すぎる。2年はほしいですね」と心境を語った村本。この日も、これまでの放送と同様に実体験をもとに、急いでいるのにマニュアル的で丁寧な接客をするタクシーや、出待ちで弟子入り志願をしてきた人物の話など、多様なトークを展開した。
最終回を逆手にとった話題もあった。不倫騒動に揺れるベッキーを擁護する発言を番組中でした際に、ニッポン放送やBPO(放送倫理・番組向上機構)などにクレームが入ったことを振り返り、一部の声で番組が左右されることを真剣なトーンで危ぐ。しかも、内容を改善するよう局側から要請された数週間後に番組終了が村本に伝えられたと明かした。
「こんなことでいいのか、ニッポン放送と。こんなことで降伏していいのかと」とスタッフに主張したという村本。しかし、返ってきたのは「そのせいで終わるんじゃないんです。数字(聴取率)が悪いんです。正直、そのせいで終わってほしかったです」という答えだったと明かした。「ラジオが終わると聞いた時にかなしいとか悔しいじゃない。恥ずかしいんです」と落ちをつけていた。
次週から月曜深夜のオールナイトニッポンはシンガー・ソングライターの星野源が担当する。村本は「星野源さんのラジオを全部聴いて、失言があったらBPOに電話しようと思います」と、自分の体験を振りにしたボケもかました。
最後に、「こんな好きなことをやらせていただけるニッポン放送さん、スタッフさんのことは大好きですけど、終わらせるニッポン放送さんは大嫌いですけども…。もう1回始めさせてくれるのであれば大好きになります。この時間は一生忘れませんし、聴いてくれた人には感謝です」とラジオ愛をにじませていた。
村本はコンビとして「ウーマンラッシュアワーのオールナイトニッポン0」を14年4月から1年間担当したのを経て、個人で今回の番組を担当した。