NHK クロ現やガッテン特需生まれず

 NHKの報道番組「クローズアップ現代」で23年間キャスターを務めてきた国谷裕子さんが、3月17日の放送で同番組への出演を終了。同日の視聴率はビデオリサーチの調べで9・6%だったことが22日、分かった。前4週の平均視聴率は10・6%で、国谷キャスターは静かにクロ現から去った形となった。

 クロ現は4月からリニューアルされ「クローズアップ現代+(プラス)」(総合、月~木曜、後10・00)として再スタート。伊東敏恵、鎌倉千秋、小郷知子、松村正代、久保田祐佳、杉浦友紀、井上あさひの7人の女性アナウンサーがキャスターを務める。番組は硬派な報道として信頼されていたが、2015年4月に過剰演出問題が浮上したこともあった。

 また、タレントの山瀬まみが卒業を発表した16日放送の「ためしてガッテン」は11・6%で、前4週の平均値とまったく同じだった。前週には「重大発表が」と視聴者の興味をあおったが、“特需”は生まれなかった。(数字はすべて関東地区)

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