テレ東 ショーンK騒動から得た教訓
テレビ東京の高橋雄一社長が24日、東京都内で行われた定例会見に出席し、経歴詐称問題で活動を自粛しているショーンKことショーン・マクアードル川上氏について、「レギュラーはないが、出ていただいたことがある。大きな落とし穴があったなというのが率直な感想。番組単位で気をつけなきゃいけないという対応になる」と同様の問題が発生しないように細心の注意を払っていくことを述べた。
同社長は「本当にルール化していくと、出演者全員に間違いのない履歴書を出してもらうしかない形になる。その履歴書が間違っていたらどうするのか」「わかりきった人に、あらためて出させるわけにいかない」などと簡単ではないことを訴えた。
TBSでは、パックンの経歴をあらためて調べ、ハーバード大の卒業証書が公開された。テレビ東京の井澤専務は「パックンはうちも報道番組に出演していただいているので、逆に良かったです。安心しました」とほっとした表情を浮かべた。
また、同社長は「大学で、きちんと何年卒業と書いてあれば実はわかる。名だたる大学で卒業年度を書いてあれば気づく。(ショーンKの場合)あらためて何年卒業とは書いてない。年数見てないと。そういうところに表れてくる」と教訓を得たことを明かした。