藤原紀香 始球式はノーバンならず
「楽天-ソフトバンク」(25日、コボスタ宮城)
女優の藤原紀香(44)が始球式を行った。美脚を強調するタイトな赤いレザーパンツ姿で登場し、ダイナミックな投球フォームを披露。山なりのボールはホームベース手前でわずかにワンバウンドしたが、投球後はマウンド上で笑みを浮かべてジャンプを繰り返した。
マウンドを降りると、「もう本当に覚えていなくて…。何となく真ん中にいってというのは覚えてますけど…」と興奮さめやらぬ表情。「すごく気持ち良かったです。きれいなスタジアムでいい雰囲気で夢のような感じでした。風が心地よくて…。涙が出てきました」と涙をぬぐった。
東日本大震災から5年を迎え、日本赤十字の広報特使として被災地訪問を精力的に行ってきたことが縁で、大役に抜てきされた。「東北の方々が1年1年したためてきた思いが、離れないように。ここの地域以外の方が、東北の方々の思いに寄り添えるように。5年というよりは、6年目の春という気持ちで投げました」とかみ締めるように話した。