昨年公開された俳優・東出昌大（２８）主演映画「ＧＯＮＩＮサーガ」のディレクターズ・ロングバージョン上映イベントが２５日、都内で開かれ、東出、石井隆監督（６９）、「ＧＯＮＩＮ」シリーズの大ファンという松江哲明監督（３８）がトークショーを行った。

　劇場公開版は２時間１９分だったが、本バージョンは２時間４９分と３０分も増量。石井監督はシネコンでの公開が決まったため、上映時間のリミットが２時間１０分とされたという裏話を披露。この日発売された各種ブルーレイ＆ＤＶＤのうちＢＯＸに収録するため「きちんと玄関から入って裏門から出て行く、常とう手段の作り方」の本バージョンが新たに編集されたという。

　東出は「最初に台本を読んだ時の面白さがそのまま詰まっています。話がスムーズになっていて、初めて見る人もわかりやすくなっている。シーンのつなぎ目が親切になっている。急ぎ足じゃなく、より重厚感が増している」と説明した。

　また、着替え場面では東出、桐谷健太、柄本佑の尻が映るカットが復活。東出は「こんな大きなスクリーンで僕のあんなお尻が出るとは…もちろん前貼りはしてるんですけど、われながら映らないかとひやひやした」と苦笑しつつ、「今はこういう（過激な）映画はなかなか撮れない」とアピールした。

　本バージョンは角川シネマ新宿で１日まで上映される。