日テレ社長 上重アナ交代について言及
日本テレビの大久保好男社長は28日、東京・汐留の同局で定例会見を開き、25日の放送で朝の情報番組「スッキリ!」を卒業した上重聡アナウンサーについて、あくまでも編成の流れでの交代であるとした。
上重アナウンサーについては、「スッキリ!」就任直後に有力スポンサー会社元会長から無利息で1億7000万円もの融資を受け、高級外車も提供されたと報じられたが、小杉善信専務は「上重アナウンサーについては、1年勤め上げた。各番組、出演者の見直しをしているので、彼もその一環。各番組で新しい司会者、新しいコメンテーターに変えたところもあるし、その流れです」とスポンサーからの融資などが原因ではないとした。
上重アナは、最終出演となった25日の番組で、昨年9月に借金は全額返済したことを明かしていた。返済方法などについて大久保社長は「個人の問題なので、詳細は明らかにすることは避けたい。ただ、従来通り、専門家に相談して適切に、との報告を受けているので、その通りやってくれたと思う」と話した。
今後の出演番組については「スポーツ中継をやりたい希望を持っていたので、そのへんの中継をやっていく」(小杉取締役)と、プロ野球などのスポーツ中継に携わることが多くなるようだ。
また、上重アナに変わってこの日から新MCとなったハリセンボンの近藤春菜については「明るい方、番組がまた一段と明るくなった。よかったなあ」と、大久保社長も笑顔。夜の報道番組「NEWS ZERO」でもピースの又吉直樹を新コメンテーターとして起用するなど“芸人枠”が目立つが、「彼は芸人でもあり文化人でもある。そういった感覚で、報道がとり上げる問題を的確に取り上げて頂いて、視聴者にお届けできればいいなあと言う思いで現場選んだと理解している。いい人選だと思う」と期待を込めた。