江戸家猫八さん死去 動物の声帯模写
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動物の声帯模写を得意とした、物真似師の四代目江戸家猫八(本名・岡田八郎)さんが、3月21日午後に進行胃がんのため死去していたことが分かった。66歳。所属する落語協会が公表した。
同協会によると、通夜・告別式は親族のみで執り行われた。後日にお別れ会が行われる予定。
猫八さんは、三代目江戸家猫八さんを父に持ち、10歳でテレビに初出演。大学卒業した68年に父に弟子入りし、父と同じ動物のものまねの道を歩んだ。72年に落語協会に入会し、寄席出演をはじめた。ウグイスやコオロギなどの鳴き声のものまねを得意にした。09年に四代目江戸家猫八を襲名した。
「素人民謡名人戦」「おもしろ漢字ミニ字典」などテレビ番組の司会も務めた。
81年に放送演芸大賞、04年に文化庁芸術祭優秀賞。90年にベスト・ファーザー賞も受賞している。