やまちゃん、「おはスタ」涙の卒業
声優でタレントの山寺宏一(54)が1日、18年半MCを務めたテレビ東京系の朝の子供向け番組「おはスタ」を卒業した。
番組では、「サヨナラのかわりにありがとうスペシャル」と題して放送。元おはガールのフリーアナウンサー・平井理央が17年ぶりにおはスタに登場、「世界で山ちゃんにしかできなかったことです」と、お別れのあいさつ。また、山寺の自宅に届いたという脚本家の三谷幸喜から「やまちゃんの代役でおはスタの司会をやったこと、ぼくの一生の宝物」などと書かれたFAXも紹介、また2003年から12年にわたってレギュラーを務めた鉄拳からもイラストが届けられ、山寺も思わず涙を浮かべた。
番組途中には、一緒に番組を立ち上げた相棒・レイモンドが登場。山寺は「今日は泣かないって決めてたけど、レイモンドが来るから…。本当に二人でゼロからやってきたから」とまたも涙。
最後はおはスタファミリーが全員で「サヨナラのかわりに」を歌い、山寺に感謝の気持ちを伝え、山寺はまたも涙。歌い終わると出演者、スタッフ全員でアーチを作り、山寺を送りだした。アーチはスタジオだけにとどまらず、スタジオの外まで延々と続いた。
屋外に設置されたマイクに向かって山寺は、多くの人が集まったことに「信じられない」と絶句。そして「卒業発表してからたくさんの人からメッセージをもらい、もうありがとうじゃ足りないです。みんなが一生懸命頑張ってるパワーからやまちゃん、元気たくさんもらいました。1つだけ。思いやりある人になってください。言われて嫌なこと、やってて楽しいわけないもん。人の気持ちわかる思いやりある人になってください。それだけ最後にお願いです」と、おはスタファンの子供たちへのメッセージ。
そして最後に「思いを込めて大声でいくぞ!おーはー!」と渾身のおーはー!で締めくくった。
番組は3日から新MCとして若手声優の小野友樹、花江夏樹を迎えてリニューアルスタートを切る。