藤原さくら 生福山に「存在するんだ」

 歌手で俳優の福山雅治(47)が主演するフジテレビ系ドラマ「ラヴソング」(11日スタート、月曜後9・00)のヒロインに抜てきされたシンガー・ソングライターの藤原さくら(20)が4日、都内で行われた同ドラマの制作会見に登場し、天然キャラをさく裂させた。

 元ミュージシャンの主人公・神代(福山)と音楽で交流し、心ひかれていく自動車整備士の佐野さくら役。この日はオーディションで披露し、合格を勝ち取った自身の楽曲「1995」を福山と一緒にギターセッションした。オーディションを振り返り、藤原は「ガチャと(扉を)開けたら福山さんがいて『あ、存在するんだ。生き物なんだ』と感動しました」と独特な表現で笑いを誘った。

 演技未経験とあって、現場では荒削りな魅力を振りまいているという。ヒロインに思いを寄せる幼なじみ役の菅田将暉(24)は、藤原の演技について「野性味あふれる芝居。さっきの撮影でも顔をグーで殴られました」と冗談めかした。

 地元・福岡で頭角を現し、昨年3月にメジャーデビューした“和製ノラ・ジョーンズ”とも賞されるスモーキーな歌声が魅力。「私も音楽に救われた、そういう気持ちをさくらに託してやっていきたい。すべてに戸惑っているんですけど、アクティブに動く役なので、ダメージジーンズがどんどん開いて、最後にはなくなるんじゃないかってみんなと話してます」と意気込む。

 喫煙や飲酒シーンがあり、パーマを髪に当てるなど荒れている設定で「福山さんに『髪が傷んでる』と言われました。枝毛ばかりになって」と、ちょっぴり気にしていた。

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