TBSに対し視聴者の会が違反を主張

 TBSは6日、「放送法遵守を求める視聴者の会」がTBSの昨年の安保報道に対して疑義を呈したその声明内容を否定、同会が番組スポンサーへの働きかけを示唆したことを「看過できない行為」とする文書を発表した。

 「視聴者の会」は4月1日に会見を開き、昨年9月13日~20日にTBSが安保法制を扱った全番組を調査した結果として、政治的公平や多角的な論点の提示を義務付けた放送法4条違反に当たると主張、TBSに責任の明確化や再発防止などを求めた。

 さらには、番組スポンサーに対して調査報告を送るなどの対応も検討することを予告した。

 これに対してTBSはこの日、「弊社は、少数派を含めた多様な意見を紹介し、権力に行き過ぎがないかをチェックするという報道機関の使命を認識し、自律的に公平・公正な番組作りを行っております。放送法に違反しているとはまったく考えておりません」と反論した。

 そして、視聴者の会が番組スポンサーへの圧力を示唆していることについて「表現の自由、ひいては民主主義に対する重大な挑戦であり、看過できない行為であると言わざるを得ません」と、強く反発した。

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