次期NHK朝ドラヒロインに芳根京子
今年10月3日スタートの次期NHK朝の連続テレビ小説「べっぴんさん」のヒロイン役を、デビュー3年目の女優・芳根京子=よしね・きょうこ=(19)が務めることが決定し、6日、大阪市の同局で発表会見が行われた。朝ドラヒロインを強く希望し、15年前期「まれ」から4作連続でオーディションを受験し“4度目の正直”で大役をつかんだ。前日5日に最終選考と伝えられて訪れた同局で合格を知らされたばかりで「まだこの状況が飲み込めてません。夢のようです」と喜びを語った。
同ドラマの三鬼一希・制作統括は、オーディションは18~30歳の女性を対象に募集を始め、2261人の応募があったことを説明したうえで「本当は2262人だったんですが、ひとり“男”が紛れ込んでいたんです」と珍事を明かした。
三鬼氏によると、書類審査を行っていたところ「書類をめくっていたら、ムキムキマンみたいな格好した男性の写真があったんです」と、男性が筋肉質の肉体をアピールしたかのような写真を使って応募してきていたという。
「絶対、ウケ狙いだろうと思いましたが、まあ、おもろいからええか」と書類を抜かずに次の選考スタッフに回すと、しばらくしてその選考スタッフも笑い出したという。
三鬼氏は、その男性について「著名人ではなかったですが、どこかの事務所に所属されているようです」と説明。報道陣から、俳優としての朝ドラ出演へのアピールだったのではと問われると「だぶんそうでしょうが、絶対にダマされへんぞ!名前も忘れた」と笑い「しかし、ちょっとウケてしまった」。とんだ“べっぴんさん”の乱入だったが、印象点はかなり高かったようだ。