「あさが来た」最終場面の解釈が波紋

NHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」の最終場面
NHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」の最終場面
NHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」最終話から
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 NHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」が今世紀の朝ドラ最高視聴率を記録したことを受け、7日、制作した大阪放送局で開かれた局長会見で総括が行われた。「あさが死んだ」「あさは生きている」と意見が分かれ、ネット上で波紋を呼んでいるラストシーンの解釈についても、「意図的。あさには見えたと理解してほしい」とあえてさまざまな解釈ができるように“余韻”を残したことなどが説明された。

 同ドラマの最終シーンで、ヒロイン・あさ(波瑠)の前に亡夫・新次郎(玉木宏)が現れた場面の解釈を巡り議論が起こっていることについて、佐野元彦・制作統括は「いろんな理解ができるようにしようと、わざと脚本家(大森美香氏)とも考えました。大きく言うと『あさには見えたんだ』と理解していただければ」と解説した。

 エンディング場面では、あさが志ある女子を集めて演説を行った後に、菜の花畑の先に新次郎の姿をみて、駆け出した。途中から杖を投げ出して走り出し、若き日の姿に戻ったあさを、新次郎が抱き上げ「ご苦労さん、きょうもがんばってはりますな」とやさしく語りかけた。

 この場面を巡っては、ネット上などで解釈を巡って議論に。あさが亡くなったことを、やんわりと描いたと見る向きもあれば、新次郎の言葉が進行形であるため、ストレートにさらなるあさの活躍を激励に現れたと解釈する意見も。

 佐野氏は意図的な演出だったことを明らかにし、個人的には周囲から「夫婦の愛の物語だったんだと最後に言いたかったのでは」との意見も届いていることを紹介し「大阪のある時代に生きたデコボコ夫婦の物語で、その原点に最後戻したことが伝わったのは、すごくうれしかったです」と語った。

 局長会見では、同局ロビーで3月28日から開催されている、ドラマで使用した加野屋のセットや、衣装などを展示した「セット展示会」(4月10日まで)に、6日までの10日間で5万2600人が訪れた途中経過も公表された。同じくヒットした15年「マッサン」の2万4000人を、さらに大きく上回る数字。

 「あさが来た」の総集編は、5月5日午前に前編(午前8・15~10・09)、後編(午前10・15~11・53)を放送することも発表された。

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