COMIN’KOBE、松原氏がん告白
ガガガSP、THEイナズマ戦隊、キュウソネコカミら約100組のアーティストが出演するチャリティーイベント「COMIN’KOBE」(5月7日、兵庫・神戸ポートアイランド)の開催を前に、実行委員長である松原裕氏(36)が5年生存率10パーセントというステージ4の腎臓がんであることを告白し、同イベントのブログなどに早期回復を願う多数の声が届いている。
衝撃的な告白は5日だった。「私、松原裕は3週間ほど前に腎臓がんである事が発覚しました!しかも最悪な事に5年生存率10%というステージ4でした。という事で急遽4月8日に腎臓の摘出手術を行う事になりました!順調にいけば10日ほどで退院出来るそうでCOMIN’KOBEは無事行う事が出来そうです!」と自身の病状とともに、イベントへの意欲を気丈につづっている。
そのうえで、「ただ肺やリンパ腺にもすでに転移しているので今後は仕事を休みながら治療に専念する事になりそうです」とも書き込んでいる。
イベントは「阪神淡路大震災を風化させず語り継ぎ、神戸からの恩返しとして被災地支援を行い、神戸の魅力を伝える事を最大のテーマ」とする無料ライブ。2005年から震災復興支援としてスタートした「GOING KOBE」を、2010年からは、淡路大震災の復興支援に対する、被災地からの恩返しとして「COMIN’KOBE」へと名を変えて行われ、2014年には4万人を動員するビッグイベントになった。
ライブハウス「KOBE太陽と虎」のオーナーでもある松原氏は、当初からこのチャリティーに携わってきた。今年も「意地でも入場無料」と自らスポンサーを集め、約100組の出演者、そして約800人のボランティアとともに準備を進めてきた。
8日午後に手術を受ける松原氏のもとには、ファンだけでなくミュージシャンからも続々と見舞いの声が届いている。「手術でヤツを倒してきます!」-。5月7日、イベント当日の復帰を約束する力強いコメントを残して、松原氏は手術室へと向かった。