NHK朝ドラ5週連続“魔の金曜”
NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」の8日放送分で、魅力ある人物として人気だった「とと」こと、ヒロインの父・竹蔵(西島秀俊)が早世し、これで前作「あさが来た」から5週連続で金曜日に、愛すべき登場人物が亡くなる展開に、ファンから悲鳴があがっている。
竹蔵は、何より家族と過ごす時間を大切にし、ヒロイン・常子ら3人の娘にも、1人の人間として向き合うために敬語を使用。少々変わった部分はあるが、娘たちに愛される魅力あふれる人物として、4日にスタートした同ドラマで、ファンを惹きつけていた。
竹蔵の早世は、放送前から明らかになっていたが、前週金曜(4月1日)には「あさが来た」で、理想の夫として絶大支持を集めたヒロイン・あさの夫・新次郎(玉木宏)の他界が描かれ、ツイッターなどには「新次郎ロスからやっと立ち直ったのに、ととロス…」「1週間で、今度はととが亡くなるのは辛すぎる」と、惜しむ声があがっている。
8日の同ドラマの直後に放送された「あさイチ」では、有働由美子アナウンサーが“朝ドラ受け”で涙。「(ロスは『あさイチ』放送がない)土曜日にしてほしいんでございますのよ」と訴えていた。
朝ドラの金曜日放送分は、これで3月11日にヒロインの父・忠興(升毅)、3月18日は理解ある姑だったよの(風吹ジュン)、3月25日は味わい深い人物として描かれた“白蛇さん”こと姉の夫・惣兵衛(柄本佑)が亡くなり、「とと」で5週連続に。
また「あさが来た」の人気キャラだった五代友厚(ディーン・フジオカ)が没したのも金曜日(1月22日)だった。
翌土曜日の放送で、残された人々が悲しみを乗り越え、新しい物語展開に入ることが多いが、ネット上では「金曜に亡くなること多くないか」「金曜が怖い」などとの投稿が相次ぎ、一部では「金曜殺しの法則」との命名する向きもある。