橋下氏新番組、初回視聴率7・9%
11日にスタートし、前大阪市長の橋下徹氏が8年ぶりにバラエティー番組に復帰したテレビ朝日「橋下×羽鳥の新番組(仮)」(月曜、午後11・15)の初回視聴率が、関東地区で7・9%だったことが12日、ビデオリサーチの調べで分かった。
同時間帯では日本テレビ系「NEWS ZERO」の10・9%に次ぐ2位の数字だった。
同番組の初回は、冒頭、橋下氏とコンビを組むフリーアナウンサー・羽鳥慎一による“反省会”でスタート。
3月23日に放送され、同番組の企画内容を試行した3時間特番で、橋下氏が穏やかな笑顔で食べ歩きなどを行ったことで、世間から「物足りない」「いい人をアピールしているのか」と厳しい感想が集まっていることが紹介され、橋下氏も「大阪で厳しいことを言われましたね」と頭をかいた。
ゲストで登場した東国原英夫氏からは「バラエティー番組を変えると言って、食べ歩き。バラエティーなめてんのか」と指摘される一幕も。
こうして始まった初回放送は、東国原氏や、橋下氏の政治家時代に批判を展開していた尾木直樹氏らと、討論企画を開催。不倫騒動の宮崎謙介元衆院議員が唱えていた国会議員の育休取得に関して、橋下氏が「何千万円も報酬をもらっている国会議員は育休をとるより、民間が取得できるよう制度化することに力を入れろ」などと主張。久々に政治家時代の“牙”をちらりとみせた。
なお深夜0時30分から放送された関西地区の視聴率は5・7%だった。