お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣（３５）が１２日に自身のブログを更新し、五輪エンブレムで落選した作品ばかりを集める「負けエンブレム展」で、大賞にはポケットマネーで１０万円を進呈すると明かした。

　西野は１１日のブログ上で、「『もしかしたら、落選した作品の中に素晴らしいデザインがあったのではないか？』という疑問」があるとして、落選した五輪エンブレムを自身のブログで発表したいと、募集をかけていた。

　１２日のブログでは「すでにたくさんのご応募をいただいております」と、”負けエンブレム”は続々と集まっているようで、「個性的な作品がたくさんあって楽しいです。同時に、『せっかく素敵なデザインなのだから、もっと、多くの人見つかるべきだ』という思いが日に日に膨らんでおります」ともつづった。

　だからこそ「『ただ並べて紹介するだけ』というのも面白くありません」と、西野の独断と偏見で「審査員特別賞」「優秀賞」「大賞」を決めるという。中でも大賞には西野のポケットマネーから１０万円を贈呈することも発表した。西野は最後に「この企画により、皆様が丹精込めて作られたデザインが、一人でも多くの方に見つかることを願います」と記して、”負けエンブレム展”の盛り上がりを期待していた。

　ちなみに、西野自身も江戸漆器をベースにした蝶をデザインした五輪エンブレムを出品し落選。また負けエンブレム展という名称についても「落選した作品が『負け』だとは思いませんが、『負けエンブレム展』とさせていただいたのは、その方が作品が応援されるであろう、という狙いからです」と説明している。