渡辺美優紀 NMB卒業、山本彩と涙
NMB48の中心メンバー、渡辺美優紀(22)が13日、大阪・NMB48劇場で行われた公演で、同グループから卒業することを発表した。2010年の発足当初から、ともにグループをひっぱってきたキャプテンの山本彩(22)に「これまで素直になれなくてごめんなさい」と語りかけると、渡辺も山本も涙ぐんだ。渡辺は近く卒業する。一方の山本はNMBに専念するため、AKB48との兼任解除が認められた。
渡辺は本拠地のステージで「NMBに入る時にも大きな決断をしましたが、私はNMBを卒業します」と宣言。「次世代と呼ばれるメンバーに託したいと思います」と卒業の思いを語った。
1期生である山本との両エースでNMBを牽引してきた。渡辺はライバルでもあった山本に対し「友達のような関係にはなれなかったけど、私は、さやちゃんのすごさを一番よく分かっています。これまで素直になれなくてごめんなさい」と語りかけると、互いに涙。
「みるきーが選んだ道を支持したいです」と話した山本は、「NMBをこのまま終わらせたくない。みるきーの卒業でセカンドステージに入ると思います」と切り出し、NMBに全精力を注ぐため、総合プロデューサーの秋元康氏にAKBとの兼任解除を申し入れ、了承されたことを明かした。
「みるきー」の愛称で親しまれ、小悪魔的な言動でファンを喜ばせる“釣り師”の異名もとった渡辺。AKB選抜総選挙では過去に2回、選抜入り(13年=15位、15年=12位)したほか、14年のAKBじゃんけん大会で優勝し、優勝特典でソロデビューも果たした。
しかし、今年3月21日にはツイッターで、次回選抜総選挙(6月18日)への不出馬を表明。「いろんな選択をすることや決断をするとき、それが間違ってなかったんだと胸を張れる人生を送ります」と意味深につぶやき、卒業説が飛び交った。
同24日にはトークアプリ「755」で、5月14日からの握手会について「申し込まないでください。そこまでここにはいないと思うので」と返答。握手会前の卒業の決意をつづっていた。
【渡辺美優紀】
1993年9月19日、奈良県生まれ。2010年10月に発足したNMB48の1期生メンバー(現在はAKB48との兼任)。選抜総選挙の順位は19位(12年)、15位(13年)、18位(14年)、12位(15年)。