タレントの井上晴美（４１）が１６日、自身のブログで、未明に起こった地震で熊本県内の自宅が全壊したことを明かした。その後もブログを連続更新し、食料が枯渇していることや、大雨予報を前に、倒壊した建物で車を動かせない窮状をＳＯＳ発信した。

　井上は４年前から阿蘇山に近い熊本県内で暮らし、１４日夜の最初の地震後から友人らとテント生活を送っていた。しかし、この日朝に自宅に戻り「だめだった　全壊です」と、未明の地震で家が全壊したことを明かした。

　その後もブログを連続更新。ラジオで食料の配給開始を聞くも、現地では「行ってみたけどなにもなかった」と支援物資が届いておらず、「友人家族と一緒にテント生活しているわけですがもう食料がなく」と困惑。お腹をすかせた子供たちがけんかがちになっているという。

　友人宅に壊れた窓から入り、なんとか取り出した食材で、子供たちの食事を作るも「今後どうするか」と苦悩。

　前日は車で熊本市内方面に出向き、ガソリンも満タンにしたが、未明の地震で周囲の家などが道路に倒れ込み、車が発進できなくなったという。

　今後の大雨予報を受け「テントはダメだろう」と生活場所を変えたいが、徒歩でしか移動できず。上空を飛ぶヘリコプターに向け「わたしはここでーす！！！」と記すも「すーっと通過していってしまう　どうしようもないむなしさ」と綴っている。