森高千里ラジオで熊本への思い語る

 熊本出身の歌手・森高千里(47)が17日、TOKYO FM「コーセー MUSIC ON THE EDGE」(日曜、前11・00)に出演。何度も起きる地震を心配しながら「地震や自然災害が早くおさまりますように」と被災者や被災地を思う気持ちを伝えた。

 「熊本は私の地元です。家族や友人がいる場所です。大切な場所です」と愛する地元を思い、16日に急きょ収録したものを放送した。

 14日の熊本地震から16日にも強い地震が起きた。家族の安否は電話で確認した。「状況が分かってきて、そうしている間に16日に強い地震が起こってしまって、ドキドキして私も眠れなくなってしまって、何回も友達と連絡を取り合っていた。前回より揺れが強かったみたいで長かったと怖がっていた。『落ち着いて安心できる場所を確保して避難して』と伝えた。どうしていいのかわからないのが正直あった」と胸を痛めた。

 震災以降、友人など知り合いから自身のもとに「大丈夫?」とたくさんの連絡が来た。「すごいことが起こってしまったと思った。まさか熊本でこんな大きい地震が、というのが正直あって、びっくりした」。被災地へ向けては、「大変な状況が今も続いていると思います。被災された方々は避難していたり大変だと思いますけれども、早くこの状況が、余震がおさまりますように祈っています。全国の皆さんも、本当に自然災害は怖いです。災害にそなえる意識を再確認していただきたいと思います。熊本の皆さん、大分のみなさんはもちろん、九州地方の皆さん、お気をつけてお過ごし下さい」とメッセージを送った。

 故郷との縁を大切にしている森高は熊本のPRマスコットキャラクター「くまモン」の生誕3周年記念曲「くまモンもん」を歌っている。15日には公式ホームページを更新。熊本に住む家族の無事を伝え、「言葉になりません」とショックを受けた心境をつづり、被災者や被災地へのお見舞いの気持ちを伝えていた。

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