本田が堀江氏が過度な自粛ムードに疑問

 熊本地震が発生した14日以降、テレビでは公益社団法人「ACジャパン」のCMが目に付くようになってきた。11年3月11日の東日本大震災時より本数は少ないものの、ネット上では、当時を思い出す、などの声もあがっている。くしくも、災害時の過度な自粛ムードに対し、サッカー日本代表の本田圭佑=ACミラン=が「自粛するのは間違ってる」、実業家の堀江貴文氏が「自粛ムードは不必要」とそれぞれブログで私見を述べている。

 また、2人のブログで共通するのは、災害時の自粛ムードが、被災者のためではなく、批判・クレームを懸念したことによるものなら自粛は意味がない、としている点だ。

 堀江氏は16日、テレビ朝日とアメーバがタッグを組んだインターネットテレビ局「AbemaTV」の麻雀番組に生出演予定だったが、当日になって番組がドタキャンとなり、ツイッターやブログなどで自粛ムードに疑問を呈していた。

 堀江氏は「ブログで被災者の方々にとって必要なのは安全に宿泊できる場所や温かい食事、日用品、そして一刻も早い日常生活への復帰でしょう。自粛ムードはその為にはクソの役にも立ちません。なので不必要。自分がいまできる支援を行った上でできるだけ日常生活を維持すべきです」と持論を述べた。

 さらに「過度の自粛ムード」は制作サイドが「ノイジーマイノリティからのクレームを懸念したからでしょう」と意見した。

 本田も16日のブログで「僕は自粛するのは間違ってると思います」と切り出し、「こういう時だからこそ、各々に与えられた役割を行動に移すことが求められているんじゃないでしょうか。それなのに多くのケースは被災者の為ではなく『商品が売れなくなる』『批判をされるから』という理由で自粛してるのなら、それはありえない。本当に被災者らのことを思うなら、自粛どころか積極的にやるべきでそれを通じて何ができるかを考えた方が良いんじゃないでしょうか」とつづった。

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