フジ 芦田W主演ドラ全局最低4・8%
フジテレビが3年ぶりに日曜午後9時枠でのドラマ放送を復活させ、人気子役・芦田愛菜(11)と米女優シャーロット・ケイト・フォックス(30)のW主演で17日にスタートした「OUR HOUSE」(日曜、後9・00)の初回視聴率が、関東地区で4・8%だったことが18日、ビデオリサーチの調べで分かった。テレビ東京も含め、同時間帯の全局番組で最低の数字で、厳しいスタートとなった。
同ドラマは「愛しあってるかい」(89年)、「101回目のプロポーズ」(91年)、「愛という名のもとに」(92年)、「ひとつ屋根の下」(93年)など、フジテレビのドラマの黄金期を築いた野島伸司氏(53)が脚本を担当したホームコメディー。
芦田は11年4月期に、今作と同じ日曜9枠で放送された「マルモのおきて」がヒット。シャーロットも主演した14年後期のNHK朝ドラ「マッサン」がヒットしており、3年ぶりのドラマ復活枠として注目されたが、数字は奮わなかった。
17日の同時間帯の他局番組は、嵐の松本潤が主演するTBSの新ドラマ「99・9-刑事専門弁護士-」=15・5%がトップ。日本テレビ「行列のできる法律相談所」=13・0%、NHK「NHKスペシャル」=12・7%、テレビ朝日「科捜研の女SP」=9・9%、テレビ東京の2時間番組「あなたのゴミがお宝に!平成のリサイクル密着24時」=5・7%の数字だった。
「OUR HOUSE」初回は、サックスプレーヤーの父・奏太(山本耕史)がラスベガスでアリス(シャーロット)と電撃結婚して帰国。母親をなくして半年、心の傷が癒えないながらも、母親代わりとして料理などの家事をこなす長女・桜子(芦田)は猛反発。アリスへの対抗心をむきだしにする…という物語だった。
SNSでは、芦田の達者なせりふ回しと演技を評価する声がある一方で、「設定に無理がある」「平成というより昭和」などの声もあり、評価が分かれた。