文化放送が１９日、定例の社長会見を開いた。平日夜の帯番組「レコメン！」内で３月２９日からスタートした「芳根京子のみみにリコピン♪」（火曜、後１１時３０分頃）について、担当する芳根京子（１９）は１０月開始予定の次期ＮＨＫ朝ドラ「べっぴんさん」でヒロインを務めるが、文化放送の田中博之放送事業部長は朝ドラヒロイン決定の発表前から目をつけていた人材だったことをアピールした。

　芳根にとって初の冠ラジオ番組となる「－みみにリコピン♪」への起用は、ＴＢＳドラマ「表参道高校合唱部！」に主演していたところを、その存在感に「レコメン！」のスタッフが注目したことがきっかけとなった。

　田中放送事業部長は「ほぼ無名のまま主役を務められるということで『あの子だれだ』ということで話題になりまして。このドラマにはまる出演者、スタッフが出ていた。一度、出ていただいたところ、パーソナリティーとしての魅力を感じた」と経緯を説明。「お芝居もうまいのですが、何かに向かって語りかけるのが非常にお上手な方ということで、虎視眈々とオファーできるタイミングを狙っていました」と番組実現にしてやったりだった。

　芳根は新番組スタートにあたって「もっと皆さんを近い距離に感じられるように、これからも頑張っていきたいです」と抱負を語っている。