坂本龍一、死を覚悟してハリウッド映画
中咽頭がんにかかったことを一昨年に公表、これを克服して音楽活動に復帰した音楽家の坂本龍一(64)が22日、TBS系「あさチャン!」の取材に対し、22日公開の映画「レヴェナント:蘇りし者」の音楽担当を引き受けるに際して死を覚悟していたことを明かした。
坂本は今回の闘病を「自分の人生の中で一番死に近付いた」と振り返った。体重は約10キロ落ちて、頬もこけた。
そんな死の淵から還ってきたものの、ハリウッド映画の音楽を担当するのは厳しい仕事だった。
坂本は「音楽家としては体調的にはリスキー。これは絶対、がんが再発して死ぬんじゃないかと」覚悟して臨んだことを打ち明けた。
しかし、大きな仕事を完成させて、今後の活動への意欲も湧いている。ここしばらく休止しているYMOについても「こういうものを作りたいという気持ちが一緒になれば、可能性はある。今のところはバラバラだけど、今後のことは分かりません」と、活動再開を視野に収めている。