森会長、新エンブレム決定で快眠?
2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は27日、寝具メーカー「エアウィーヴ」と34社目となるオフィシャルパートナー契約を結んだと発表した。都内での会見に出席した森喜朗会長(78)は「選手村の寝具一式を提供して頂ける。世界中の選手が快眠によって最高のパフォーマンスができる大会になる」と期待を寄せた。
森会長自身も快眠できている様子。「神経質でよく眠れないので、薬を飲んだり、CDを微妙な音量で流して心を統一して眠っていた」という森氏だが、同社のマットレスを使ってみたところ、「当たったところが暖かみを感じる」とすぐ眠れたという。昨年3月には肺がんを手術。「新聞上では何度も殺されましたが、昨年3月に手術をして今もがんと闘っている。一番つらいのは背中が痛いこと。(エアウィーヴを)使わせて頂いてから深く眠れるのは暖かみを感じるから」と告白した。
快眠を妨げる“悩みの種”の1つもなくなったばかりだ。大会エンブレムの異例の撤回から約8カ月を経て、今月25日にようやく新エンブレムが決定。発表後初のスポンサー契約となり、「大変お待たせしました。我々もやれやれといったところ」。会見のパネルにも新しいエンブレムがあしらわれ、「後ろに新しいエンブレムの看板がある。これも一つの“暖かみ”かな」と安心した様子だった。
ただ、新国立問題や神宮球場の借用問題など課題は山積するだけに、森会長自身の“睡眠環境”はまだまだ厳しそうだ。