辻仁成、主夫業で「ムスコめし」
パリ在住の芥川賞作家でミュージシャンの辻仁成(56)が28日、都内で、「パリのムスコめし 世界一小さな家族のための」(光文社)刊行記念トークショーを行った。
2年前に女優の中山美穂(46)と離婚後、息子(12)と2人暮らしをする辻が、息子に作り続けてきた料理のレシピ本で週刊誌「女性自身」の連載をまとめた。
自宅で味噌まで作るこだわり主夫である辻。料理は独身時代から好きだったといい、結婚生活を送っていたころも「おいしいものは、いっぱい作っていただきましたが、自分も作るのが好きなんで」と腕をふるっていたようだ。
現在は、育ち盛りの息子のために日々奮闘中で「彼はデカいんで1日3食じゃなく、4食、5食のときもある」と楽しそうに話した。食事は息子との貴重な語らいの時間といい、「地味な生活ですけど、おにぎり一つにしても他の母ちゃんには負けてない」と自負をのぞかせた。
息子に雷を落とす怖い父親の顔を持ちつつも、「彼が大学に行くまで、7年。それまでは手がかかるんで、がんばりたい」と当面は、主夫業にも力を入れて“ムスコめし”作りに精進することを宣言していた。