野々村被告、ブログに「謝罪文」
政務活動費913万円をだまし取ったとして、詐欺罪などに問われている“号泣元県議”こと元兵庫県議の野々村竜太郎被告(49)が30日、自身のブログを約5カ月ぶりに更新した。
文面は、今月25日に神戸地裁で開かれ、検察側が懲役3年を求刑した公判で、野々村被告が最終意見陳述で読み上げた文面と同じとみられる。
ブログは「県民の皆様に対する説明責任を果たせないお詫び」と題して投稿された。
【以下全文】
この裁判の中で、私は、多くの質問を頂戴しましたが、時間も経過致しましたうえ、医師の診断で解離性健忘症の可能性もございますのに加えまして、個々具体的に収支報告書を作成致しました時の記憶がございませんので、お答えすることができず、説明責任も果たせていないことにつきましては、誠に申し訳ございません。
また、報道や取り調べ、公判を通じまして初めて、収支報告書に虚偽の内容が含まれていたのが分かり、そのうえ公判を欠席致しまして、大変深く反省致しますと共に、県民、特にご近所の皆様に心から謝罪致します。誠に申し訳ございません。
最後に、このような事件を二度と起こさないことや、お一人でも多くの方を幸せにすること、少なくとも人にご迷惑をお掛けしないことを誓約致します。