タレントのテリー伊藤が１日、ＴＢＳ系「サンデー・ジャポン」（日曜、午前１０・００）に出演し、高額出張費および公用車問題に揺れる東京都の舛添要一知事について「舛添さんは言い訳が貧乏くさい」と断じた。

　舛添氏は４月の米国出張時にスイートルームに宿泊するなどし、費用が５泊で約７３万円にのぼった。これを宿泊部屋を要人との面会に使ったと説明しているが、テリーは「ＶＩＰを呼ぶから大きい部屋って、ＶＩＰは呼べません。ＶＩＰはこちら側から行くんですよ」と指摘した。

　また舛添氏が、昨年４月から計４８回、毎週末のように公用車で神奈川県湯河原町にある別荘に行き来した問題に関しては、手術した股関節の療養を理由のひとつに挙げている。この点に関しても、テリーは「温泉が股関節（のケア）だって。俺は別荘が好きだし、富士山が好きだって、それくらいのことを言ってるほうがいい」と、舛添氏の説明では都民の理解を得ることが難しいことを指摘した。

　また共演したタレント西川史子は、毎週のように湯河原の別荘を訪れていた舛添氏について「政治家の姿勢として違うと思う。任期の間は行っちゃダメですよ。知事は私たちの代理人。やってほしいことをやらずに、やってほしくないことをやっちゃダメです」と批判。「そういう覚悟を持っている人じゃないと、（知事に）なる資格ない」と語った。

　周囲から、これだけ批判が高まると、優秀な人物が知事になりたがらなくなるとの意見が飛ぶと、西川は「優秀じゃないですよ。こんな人」と切り捨てていた。