俳優の梅沢富美男（６５）が７日に放送されたＴＢＳ系「サタデープラス」で、認知症検診を受診。昨年亡くなった友人で俳優の今井雅之さん（享年５４歳）との約束を果たした。

　梅沢は「体の中を調べたのは今まで２回しかない」というほどの病院嫌い。酒は連日、たばこも１日３箱吸うヘビースモーカーで、番組内では「節制するなら役者を辞める」とまで語っていた。

　だが昨年、当時大腸ガンで闘病中だった今井さんから、検診の大切さを訴えられ、大腸検査を受診しポリープが発見された。幸い良性だったが「男同士の約束なので（医者に）見てもらった。そういう意味では今井君が命を助けてくれたから」と感謝。盟友が命をかけて教えてくれた“検診の大切さ”を実感したからこそ、今回、認知症検診を受けることにしたと説明した。

　検査では、暗算で計算間違いを連発、同じ雑誌を２冊購入していたことが明らかになるなど、不安要素もあった。だが、脳の一部（前頭葉）が萎縮していることが確認されたが、これはアルコールによるものと指摘。認知症と直結する海馬という部分には萎縮は見られなかったため、医師からは、現時点での認知症の心配はなしと診察された。

　梅沢は「おれたちの年齢になるとある程度は覚悟していたけどね。（食生活など）考えないといけないね」と反省していた。