好楽 歌丸後任は「円楽以外ならいい」
落語家の三遊亭好楽(69)と、長男の三遊亭王楽(38)が7日、東京・後楽園ホールで会見した。日本テレビ系「笑点」(日曜、後5・30)にレギュラー出演する好楽は、桂歌丸(79)が勇退後の新司会者について「気になるでしょ?本当に決まってないんですよ」と回答。候補者については「俺にはオファーはないなあ…」とオトボケも入れつつ、「円楽以外ならいいです」と笑わせた。
歌丸の後任となる6代目司会者には、笑点でのキャリアや年齢からも三遊亭円楽(66)が最有力と見る向きが多い。
この日は歌丸勇退発表(4月30日)後、初めての収録。好楽は「いつも一緒に暮らしてるようなもの、ファミリーですから、いつまでもいるつもりでしゃべってる。『そろそろ司会譲ってよ』って今日も言っちゃうぐらい」と様子を明かした。その上で「ご自分が決めたことなので、納得してるんですけど、これからどうなるか、本当に寂しくなる時がくると思う。ただ、これからは我々がまとめ役にならなきゃいけないと思っています」と、歌丸が去った後の笑点にも思いを馳せた。
王楽は、将来の大喜利レギュラー入りの“野望”を問われ、現状は円楽一門から好楽と六代目円楽が出演していることから「枠が決まってると思うんで…」と回答。「とはいえ、親子2人で大喜利で共演したいと言う思いはあるので…、六代目円楽師匠、今までどうもお疲れ様でした」と冗談めかして話した。
この日は会見前に「笑点」の収録にも参加。演芸部門では、好楽、王楽に加え、好楽の孫・本間遥くん(10)の3人で「親子酒」を演じた。好楽は「緊張しましたけど、良かった。企画してくれたスタッフさんに感謝です。こんなご褒美いただくとは思わなかった」とニッコリ。遥くんについては「一度も噛まなかったのは孫だけ。センスはあると思います」と称賛しつつ、「将来は落語家になりたいって言ってるけど、小さいころにそう言う子はまずならないんです」と苦笑いしながら話した。
また、今年落語家生活50周年と古希を迎える好楽は9月22日によみうりホールで、15周年を迎える王楽は6月19-23日に東京芸術劇場で、それぞれ記念イベントを行うことを発表した。