１１日発売の週刊文春が報じた東京都の舛添要一知事の新疑惑で、舛添氏の資金管理団体（解散）が収支報告書で、２０１３年と１４年の正月に「会議」に使ったとしている千葉県木更津市の温泉ホテル「龍宮城スパホテル三日月」は、昨年に宿泊したタレント・千原ジュニアがテレビ番組で大絶賛していた人気ホテルだった。

　収支報告書では正月に２年連続で同ホテルで「会議」を行ったとして計約３７万円を計上しているが、週刊文春はこれを舛添氏の家族旅行代ではないかと疑惑視している。

　一方、ジュニアは昨年４月放送の読売テレビの「にけつッ！！」（火曜、深夜０・５４）で、急に取得できたオフに後輩を誘って同ホテルに宿泊したことを「竜宮城ってホンマにあるんですね！」などと、約１０分に渡って熱く語っていた。

　ジュニアは自宅から東京湾・アクアラインを使って、自宅から４５分で到着した巨大ホテルを「すごいんですよ！アクアライン降りたら、ドーン！って建ってて、このキャパ、根性いったやろなあ」と振り返った。

　また「ええ部屋で、全部（オーシャン）ビュー！ビューが過ぎる！」と圧倒されたそう。広すぎる大浴場には「黄金の１億５０００万か２億円の金の浴槽ですよ。露天風呂が１０個！なんやこれ！」と声を張り上げて回顧。ほかに温水プールではウォータースライダーで遊び、ホテルには夜店の屋台も並び、「量がハンパない」という夕食バイキングに感動し、深夜には塩サウナを楽しんだという。

　家族連れが多く、ジュニアの存在に気付く人もおらず「ホンマ、竜宮城や！朝１０時にチェックアウトして、１１時半には都内で仕事してました。また今度、行くんです」と施設を紹介していた。

　なお、このホテルで２年連続で正月に会議を行ったとされる舛添氏は、この日、「精査してからコメントします」と説明を先送りした。