橋下氏、舛添氏に土下座謝罪アドバイス
前大阪市長の橋下徹弁護士が11日、自身のツイッターで、高額出張費および公用車問題に続き、政治資金による家族旅行疑惑が浮上した東京都の舛添要一知事に対し、潔く都民に向けて謝罪するよう求めた。「都民に土下座する姿勢であればまだ許されるギリギリのところでは?そうでなければ辞職だね」とツイートした。
家族旅行疑惑は、11日発売の週刊文春が報じた。舛添氏の資金管理団体(現在は解散)が2013年と翌14年の正月に、千葉県内の温泉ホテルでの「会議費用」として収支報告書に計上した計約37万円が、家族旅行代金だったのではと疑惑視。舛添氏はこの日「精査してからコメントする」と説明を先送りした。
一連の舛添氏問題は収束する気配がなく、橋下氏はこの日夜に「舛添さん、ここまで来たら思いっきり謝って、もう一度チャンスを下さいと都民にお願いするしかないね。国会議員だってこの程度のことはある。都民に土下座する姿勢であればまだ許されるギリギリのところでは?そうでなければ辞職だね」とツイッターに投稿した。
続けて「舛添さんの政治資金の使い方。これは正当化できない。」と指摘したうえで「ただし多くの国会議員は似たり寄ったり。メディアは何やってんだ。政治への監視が全くできていない。これは記者クラブ制の悪弊。週刊文春は嫌いだが、奴らしか本気でやってない。」とツイートした。
橋下氏はこれまでも、舛添氏の航空機のファーストクラス使用や、ホテルのスイートルーム使用を批判し、出張規程に問題があるなら首長自身がルール改正する責任があると唱えていた。また公用車による別荘通いも、公金使用の面において問題があると指摘していた。