大島優子、デートや恋愛の機会はない
元AKBの女優・大島優子(27)と俳優の鈴木浩介(41)が12日、東京・下北沢の本多劇場で鈴木おさむ劇場「美幸」のゲネプロを公開。事前の囲み取材で大島は、AKB卒業後の自由恋愛やデート機会について「あんまりない。役として(恋愛はあるが)仕事優先です」と語った。
2人芝居「美幸」の舞台では相方・鈴木と出ずっぱり。12日の初日公演を前にして大島が「落ち着いてます。昨夜は12時半に寝て、7時に起きて朝食とって、ここに来ました」と話すと、鈴木浩が「僕は12時半に床に就いたが(緊張で)全然眠れなくて(大島と)真逆です」と息の合った掛け合い漫才のようなトークを展開した。
大島は「先輩のあたふたした様子を見て落ち着いた。私を成長させてくれます」と、鈴木の気遣いに感謝。舞台が「無償の愛」をテーマに進行していることを自身に置き換えられると「ウーン、まだ読解していない。セリフがいっぱいで、千秋楽までに体に染みていけばと思う」と話した。主人公の愛に共感する点については「周りが見えなくなる。(恋に)盲目になること」とも示した。
AKB卒業後、自身2度目の舞台が2人芝居となり、「台本をあんなにいっぱい読んだことはない。2人芝居がこんなに大変だとは。(舞台公演は)1年に1度か、3年に1度くらいでいい。役者さんはできない」と苦労を振り返りながら、「初日の舞台を開ける時は緊張するだろうが(気持ちの)整理はできている。AKBでやってきたことが生きている」と自己分析。そんな大島について鈴木浩は「僕が慌てていても、しっかり受け止めてくれる冷静さがある。自分ではハードルを下げておいて、舞台であっと言わせる。『大島優子最強伝説』の幕開けです。これからも演劇界の名だたる方から声がかかる『引っ張り優子さん』になるでしょう。彼女は覚醒しますよ」と大絶賛。これを受けた大島は「浩介さんは目線を合わせてくれるので、気持ちが共有できて心がなごむ」とほめ返し、理想のタイプでは?と振られると、「(見た目の)スタイルが好き」と答えた。
鈴木は昨夏のテレビ朝日系ドラマ「刑事7人」で共演した女優・大塚千弘(30)と昨年10月に結婚。舞台を通しての大島との親密さについて、「(私生活で)何かあったら困る。(夫人は観劇に)来ると思います。(帰宅後の批評は)言うのか言わないのか…」と語った。
今回の舞台にはAKBの元メンバーや現役メンバー、恩人・秋元康氏らも来場を予定しているとのことで、大島は「頑張ってるよとお知らせしたい」と話し、脚本・演出の鈴木おさむ氏との仲を取り持った秋元氏については、「いい負荷をかけられた」と感謝した。
舞台「美幸」は12日から24日まで同所で、27~30日に大阪・サンケイホールブリーゼで公演される。