木村拓哉、恩人蜷川さんに感謝
SMAPの木村拓哉(43)が12日、この日に亡くなった演出家の蜷川幸雄さんを追悼するコメントを出した。「『人から拍手して貰える厳しさと素晴らしさ』を教えて頂けた」と感謝した。
木村は89年に、唐十郎氏脚本で、蜷川さんが演出を手がけた舞台「盲導犬」に出演した。本格的な芝居は初めてとなった作品で、他の俳優と同じように厳しい演技指導を受けた。その後、数多くのドラマに出演し人気俳優の座を確固たるものにしたが、その礎を築いたのが蜷川さんだった。
訃報に際し、木村は「驚きと同時に物凄く悔しいです。自分が今あるのも、当時右も左も分からなかった自分に『人から拍手して貰える厳しさと素晴らしさ』を教えて頂けたからだと思います」と感謝した。「少し前に『俺がポシャる前にもう一度一緒にやろうぜ!』って言って貰った事が、今頭から離れません」と、もう一度、指導を受けられなかったことを悔やんだ。