舛添氏、正月家族と宿泊した部屋で会議
東京都の舛添要一知事が13日午後、定例会見を開き、自身の政治資金の私的流用疑惑について説明を行った。
自身の政治団体(現在解散)が収支報告書に計上した、2013年と14年の正月の、千葉県内のホテルでの「会議費用」約37万円が家族旅行代ではと疑惑視されていることに対して、事務所スタッフとの会議を、家族と宿泊していた部屋を使用して行ったと説明した。会議内容は14年の東京都知事選出馬などに関してで、「私は政治活動だと思っている」「今後は疑念を持たれないよう、別の部屋を借りるようにする」とした。
また、一部私的な飲食代を政治資金収支報告書に記載していたことも明らかにした。
舛添氏は、自身の政治団体(現在解散)が2013~14年に収支報告書に計上した、自宅近くの東京・世田谷のイタリアレストランや、別荘がある神奈川県湯河原町の回転寿司店での飲食代の一部が、個人的な飲食費用だったことを認めた。
ただちに収支報告書の訂正と返金を行うとして謝罪したが、自身の進退に関しては「全力を挙げて都民のために働く」「東京を世界一の町にする」と続投、さらには再選を経ての2020年東京五輪への意欲を示した。