阿部サダヲ 羽生出演はサプライズ
俳優・阿部サダヲが15日、関西テレビで放送された「マルコポロリ!」に出演。阿部主演の映画「殿、利息でござる!」で映画デビューしたフィギュアスケーター・羽生結弦選手の演技を絶賛した。羽生の出演については、本番で初めて知ったといい、「本当にびっくりした」と出演者も事務所も出演を知らない本当のサプライズだったことを明かした。
250年前に仙台藩にあった実話を基に作られた同作。羽生は仙台藩の七代城主・伊達重村役で、「重村である」というセリフなどがある。
阿部は羽生の出演を「聞かされてなかった」といい、「本番シーンで羽生君が現れた時に本当にビックリした」と明かした。
出演に関しては極秘で進んでおり、本番まで「扮装する姿も1回も見たことなかった」という。突然、本番で現れ、最初は誰か分からず、一瞬、「きれ~な人」と思った後で、「あれ?羽生さんじゃない?」と驚き。その場にいた一同が、羽生と気づき、興奮で「沸いちゃった」という。
当時は庶民が位の高い殿様の顔をじっくり見ることは御法度。所作の先生にもそう教わっていたが、「でも本番、見ちゃってました」と思わず見とれたことを告白。演技についても「上手かったですね~。最初から全部セリフ(が頭に)入ってて。すごいな~、と」と振り返った。
1発OKの雰囲気もあったが、羽生は自ら「もう1回やらせてください」と直訴。「本当に向上心が高い」とスケートにも通じる向上心に感心していた。