菅野 朝ドラ会見で神対応「黙れ小童」
次期NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」(10月3日スタート)のキャストが16日、大阪市内の同局で発表され、ヒロイン・芳根京子=よしね・きょうこ=(19)の父親役を生瀬勝久、母親役を菅野美穂が務めることが分かった。菅野は語りも担当する。会見では菅野の“神対応”が光った。
昨年8月に俳優・堺雅人との間に第1子となる男児を出産した菅野は、母親となって初めての母親役。会見で「徐々に徐々に復帰させていいただいております」と語った。
会見では夫である堺が同局の大河ドラマ「真田丸」に主演していることから、「『真田丸』さんから激励はありましたか?」と質問があったが、NHK側が“ドラマに関係のない質問”として制止。それでも菅野は「それでは、真田丸にひっかけ、『黙れ小童(こわっぱ)!』」と叫び、場を和ませる“神対応”を見せ、会見場も笑いに包まれた。
「黙れ小童!」は、「真田丸」の中で、西村雅彦演じる武将・室賀正武が大泉洋演じる真田信之を罵倒するシーンの名ゼリフだった。「室賀さんの『黙れ小童!』を聞かないと、日曜が終わる気がしない」などとネットでも話題沸騰となり、「黙れ小童!」せんべいが発売されるなど、一大現象を巻き起こしている。
菅野はほかにも「(母親役の)オーディションでは仲間由紀恵ちゃんと争ってお役いただいて。向こうは3年先まで予定があって、私はスケジュールが真っ白だった」などとジョークを連発。“菅野節”でおおいに盛り上げた。
菅野演じる母・坂東はなは、体が弱いが強い芯をもった明るい女性。手先が器用で刺しゅうが得意。すみれが9歳の時に亡くなる。
姉は蓮佛美沙子、幼なじみを高良健吾、すみれが創設した会社の創設メンバーとなる同級生を「ももいろクローバーZ」の百田夏菜子が演じる。祖母役で中村玉緒も出演。
「ベっぴんさん」は子供服メーカー「ファミリア」(神戸市)の創業者がモデル。フリーアナウンサーの羽鳥慎一の妻、渡辺千穂氏が脚本を担当する。今月下旬にクランクインの予定。