朝ドラ好調は、高畑充希「見たい」から
NHKの木田幸紀放送総局長が18日、同局内で定例会見を開いた。視聴率、内容への反響ともに好調の朝ドラ「とと姉ちゃん」について、木田放送総局長はヒロイン・常子を演じる高畑充希(24)を絶賛。視聴者が「彼女をまた見たいと思っている」と高畑の演技が、視聴者を引きつけているのではないかと分析した。
4月に放送総局長に就任した木田氏は、ドラマ制作出身で、そのキャリアならではの視点から「演技力が素晴らしいと思います」と言及した。「(高畑は)そんなにキャリアがないにもかかわらず、ニュアンスの違う表情を出せるし、普通にここでうなずくというト書きがあったとしても、彼女はあの役のキャラクターになって2回うなずく。演出が2回うなずいていると言っているとは思えない」と「常子」という女性を自分なりに解釈している点を評価した。
現在、物語は昭和11年。戦争というストーリー上の大きな起伏が生じる前の段階だ。にもかかわらず、注目を集めている点について「これだけの方が見ていただいているということは彼女をまた見たいと思っている(のだと思う)。それをまわりが包み込んでいる。それが『とと姉ちゃん』がうまくいっている理由ではないかと思います」と語った。
「とと姉ちゃん」の視聴率は23%前後を推移しており、17日は23・5%、16日も23・2%と好調をキープしている。
(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区の番組平均世帯視聴率)