東国原、猪瀬氏に「ウソついちゃダメ」
数多くの疑惑噴出に見舞われている舛添要一東京都知事(67)について、前東京都知事の猪瀬直樹氏(69)が20日、フジテレビ系「バイキング」(月~金曜、前11・55)に生出演し、東国原英夫(58)らと激論を繰り広げた。その中で東国原は猪瀬氏が辞任した際の説明に対して「ウソついちゃダメですよ」と問い詰めた。
番組では舛添知事の多くの疑惑がテーブルに乗り、猪瀬氏が前知事として背景説明した。
舛添知事が政治資金で絵画を購入していたことについて、猪瀬氏は「政治資金で購入するなどあり得ないです」と断定。また公用車で湯河原通いしていたことについても「ほとんど毎週行くというのはあり得ない。基本的に都内にいなくてはならないから」などと舛添知事の振る舞いにダメ出しした。
しかし、番組MCの坂上忍に「辞任した方がいいと思いますか?」と尋ねられると、猪瀬氏は「それは本人が決めること」と回答回避。東国原や生島ヒロシ氏ら出演者が総掛かりで回答を求めたが、ガンとして答えなかった。
挙げ句は自身が辞任した際のことを引き合いに出され、猪瀬氏は「僕は借りたものは返して使ってはいない。だけど道義的な責任はあるということで辞めた。舛添さんはいろんなお金、使ってるようですけれど、それは法律的に弁解できる要素もあるんだろうから、そうでない道義的なものについては彼が自分で判断すればいい」と釈明した。
これに噛み付いたのが東国原で、「猪瀬さん、ウソついちゃダメですよ。あなたが辞めたのは百条委員会が設置されたからだ。設置が決定した翌日に辞めてるんですよ。百条委員会ってのは裁判だから、ウソがばれてしまう。その前に辞めたんですよ。後ろめたいことがあるのではないか」と、舛添問題はそっちのけでやり込めた。
猪瀬氏は「今のは東さんの解釈であって、僕の場合は基本的にはあの時の騒ぎは炎上していて、何を言っても通らない状況だった。お金を借りて返したことは検察の調べでも確認されています」と精いっぱい反論した。
東国原は出演に先立って、「氏は例の5000万円の授受の時、副知事だった当時、公用車を使っている」とツイートし、手ぐすねを引いていた。