樹木希林 がんよりもぜんそくに悩む
女優の樹木希林(73)が20日、TBS系「ぴったんこカン☆カン」(後7・56)に出演し、進行役の安住紳一郎アナウンサー(42)から闘病中のがんについて聞かれ、ぜんそくのほうがつらいことを語った。夜、「このまんまでいいかなって思う時がある」という。
安住アナは番組で樹木との会話が弾んでいる時に、「体のほうは良さそうですね」と尋ねた。樹木は「がんの方は大変な技術だから治療できるんですけど、一番もってるのはぜんそくなんですね。風邪を引くとふかーくいっちゃうんです。しぶとくて抜けないの」と風邪から回復するのに時間がかかることを述べた。
安住アナが「がんは放射線で散らしてるんですか」と尋ねると、樹木は「散らしてるんじゃなくて消滅。ピンポイントで。ただ、せきのほうがね。体力を奪われる。せきして寝汗かいて。その養生ができない」と訴えた。
安住アナはまた、「気持ちがポキッと折れるときありませんか」と質問。樹木は「夜中苦しい時、このまんまでいいかなって思う時がある」と気弱になってしまう瞬間があることを明かした。安住アナは「人前でたくさんの人を笑わせることで生き生きとされているから、そういう仕事をもっとやって健康維持もかねていったら」とすすめると、樹木は「人のことはほっといて。私は『海よりもまだ深く』が終わったらしばらく縁側で寝ていたい」と新作映画へのこだわりをあげた。