中畑氏 清原被告巡りさんまと対立

 プロ野球・DeNA前監督の中畑清氏が21日、カンテレのバラエティー番組「さんまのまんま」に出演し、清原和博被告が巨人時代にピアスをしていたことに「プレー中に必要があったのか」と違和感を感じていたことを明かした。さらにチーム内に役割分担があり注意したくてもできないもどかしさがあったことも語った。

 中畑氏は「ジャイアンツの後輩で、ピアスをしてプレーする人間を見たことなかった。(周囲が)何であれを認めたかなって。ピアスして野球する必要ないでしょ」と苦虫をかみつぶした。MCの明石家さんまが「おしゃれでしょ。(格好は関係なく)打てばいいでしょ、打てば」とフォローするとソファーから立ち上がり「そういうもんじゃないんだよ」と真っ向から異を唱えた。

 さんまが「どんな格好しても、仕事をすりゃいいでしょ」と持論を繰り返すと、被せ気味に「そのように思わせた球団の流れがね…」と残念そうにかぶりをふった。さらに「考えが古い」と突っ込まれると、「30年古いと言われてますよ」と胸を張って応じていた。それだけにピアスや時計にこだわるのも「プライベートではいい。でもグラウンドでする必要があったのか、ということ」とあくまでもプレー中の格好に異議を唱えていた。

 さんまは「中畑さんが言うてあげればよかったんじゃないの」と疑問を投げかけると「そうだよ」とポツリ。「でも現場の話だから。現場では誰が言うか役割もある」とチーム内の役割分担を説明。直接注意できなかったもどかしさを明かしていた。

 中畑氏は2月に行われたイベントでも、清原被告について言及。「本当にいいやつ。1対1で話すと理解力があって、素直なおとこだった」とその素顔を明かしていた。

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