現職都議が舛添都知事の“非公表”批判
舛添都知事が第三者の弁護士選任を発表しながらその名前を明かさなかったことについて27日、音喜多駿都議会議員(無所属)がフジテレビ系「バイキング」(月~金曜、前11・55)に生出演し、「弁護士の選任は都議会に任すべき」と舛添知事のやり方に疑義を呈した。
番組では今週明らかになった舛添知事の新たな疑惑を取り上げる中で、選任した弁護士名を明かさなかったこともやり玉に挙がった。
これについて音喜多都議は「これだけ公益性が高い情報ですから、(名前を)非公表でやるということは到底都民の理解は得られないと思います」と非公表を批判し、「仮に、本当に第三者の厳しい審査を受けたいというのであれば、弁護士の選任を我々都議会に任せるというくらいの気概を見せるべき」と、選任の主体が知事本人であることを問題視した。
これに対して出演者の東国原英夫も「名前の非公開なんてあり得ない。ここがあやしい」と疑いの目を向けた。さらにその理由について「(舛添知事は)検察庁の今後の取り調べがあるので、検察側に精通した人間を選んだんですよ」と、選任の裏側を推測してみせた。
6月1日からは都議会が始まるが、無所属の音喜多都議は「与党勢力が形式的に追及しているうちに2週間の会期が切れてしまう」ことへの懸念を表した。