ラサール石井 都知事役じゃなくてホッ
タレント、俳優のラサール石井(60)が2日、東京・新橋演舞場で「熱海五郎一座 熱闘老舗旅館 ヒミツの仲居と曲者たち」(3日初日)のゲネプロに出席した。舞台では“悪徳神奈川県知事”を演じるが、現実の世界では舛添要一東京都知事(67)の政治資金流用などの疑惑が噴出している。「(役が)都知事じゃなくて良かった。都知事だったらネタが追いつきませんから」と胸をなで下ろしていた。
作中で石井は、登場するホテルと癒着したり、ホステスと不倫関係にあったりと、絵に描いたような悪徳政治家を演じる。実際の神奈川県知事・黒岩祐治氏とは、早大時代に同じミュージカル研究会に所属していたため親交があり、「本物が良かったからいいけどね、って言える」と黒岩知事を持ち上げたが、舛添都知事については「(自分の役が)都知事だったらどっちが悪いかよく分からない」と切り捨てていた。
舞台の構成・演出を担当する三宅裕司も「今回非常に時事ネタが入れやすくてですね。金曜日になると新しいネタが出てきちゃいますんで、もうそろそろ新しいネタは打ち止めにしてほしい」とぼやいていた。